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  • 執筆者の写真今宿 裕昭

【グッドモーニング・データ】14工場:サイバー攻撃を受けて3月1日から操業を停止するトヨタの工場数

更新日:2022年3月14日


毎日の日経新聞の記事の中から、気になるデータをピックアップ。「CHANGEをCHANCEに」変える中小企業経営者のヒントとなるようなデータをお届けします。


2022年3月1日 日経新聞 1面

国内全工場停止。コロナで部品が不足して製造できなくなったからかな、と思いきや。サイバー攻撃という単語は知っていたが、これほど大規模な影響を引き起こすことは知りませんでした。取引先の部品会社がサイバー攻撃を受けたことで、日野自動車、ダイハツ工業も巻き込んで、トヨタグループ全体に影響が広がっているとのこと。


今日は、中小企業の「中途半端な」デジタル化の危険性について、ご紹介します。

目次

エンドポイントセキュリティ

Macを使う理由

Google データポータル

エンドポイントセキュリティ

今日は、まず、この動画を見てもらえないでしょうか。



エンドポイントセキュリティ(後で説明しますね)の大切さを、映画「Joker」的なレトリックでわかりやすく啓蒙している動画です。


新型コロナ感染拡大に伴う、サイバー攻撃の拡大率 400%


ショッキングなテロップから始まるこの動画では、会社のパソコンを子どもに貸し出し、その子供が夢中になっているゲーム中、届いたウイルスメールを開封することで、サイバー攻撃が始まる恐ろしさをわかりやすく描いています。


コロナ禍のリモートワークにおいて、会社支給のパソコン以外で、自分のスマホやタブレットを繋ぎ込んでいるケースが増えていると思います。


エンドポイントセキュリティとは?その重要性と対策のポイント

エンドポイントセキュリティの「エンドポイント」とは、「末端」「終点」を意味する言葉です。


転じて、セキュリティ用語ではネットワークに接続されている末端の機器、つまりPCやサーバーのほか、スマートフォンやタブレットなどの端末機器のことを指します。これらのエンドポイント自体や、エンドポイントに保存している情報を、サイバー攻撃から守るためのセキュリティ対策が「エンドポイントセキュリティ」です。


部品会社(エンドポイントですね)から、トヨタの生産管理システム全体に入り込んだとしたら、大変な影響が出ると思います。


明日は我が身、と考えるべき出来事だと思います。


Macを使う理由


macOS - セキュリティ


ウィンドウズと異なり、MacはOSが無料です。もちろん、ハードのスペックによっては最新のOSが使えないケースもありますが、基本的に最新のOSを利用しているユーザーが大部分を占めています。


また、OSやソフトウェアのアップデートは、夜間(未使用時)に実施されます。


ウィンドウズパソコンの「ソフトウェアアップデート」のムダな時間は一切ありません。


以前、博報堂の同僚が「さ、これからプレゼン」とプロジェクターに繋いだ瞬間、「ソフトウェアアップデート」が始まってしまい、クライアントをイライラさせた事件。今でも、はっきりと覚えています。


ウィンドウズからMacへ。スイッチコスト(交換にかかるお金)は多少かかるかもしれませんが、長い目で見ると、Macにする方がエンドポイントセキュリティは、担保されると思います。


特に今回のトヨタのトラブルは、日本企業全体のネットワークシステム設計を見直す、良い機会だと思います。というか、そうなることを願います。


これを機に、多くの働く人にとって、とにかく使いにくいウィンドウズから決別する企業が増えると、日本の生産性が上がるんじゃないかな、と思っています。


Google データポータル


Googleデータポータル使い方完全ガイド!基本から便利機能まとめ


博報堂時代、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールとして、Tableauタブローを使っていました。上司にお願いして、高い利用料を経費で負担してもらって、ウェブベルマークや母子手帳のデータを解析・分析していました。


そのタブローよりも断然使いやすい(!)のが、Googleのデータポータルです。しかも、無料!


こんなに使いやすいツールを無料に設定しているのは、おそらく、Googleアナリティクスを分析しやすくすることで、Google広告の出稿を増やすための施策だと、勝手に推測しています。


無料で、大量のデータを取得することで、より一層のサービス開発に役立てる、という狙いもあるでしょう。


その策略に、まんまと乗っかるのもどうかと思いますが、このツールは中小企業にとって、大企業と戦う時の協力な武器になると思っています。


そのためには、ウィンドウズオフィスからの決別が必要です。


システム部門を持つ大企業は主にウィンドウズパソコンを使っています。そのため、日々の文書はワード・エクセル・パワーポイントです。


このデータの取り扱いが、非常に困難。そう感じている方も多いのではないでしょうか。

特に個人が仕事のアウトプットとして生産した書類を「共有する概念」が少ないために、バージョンをいくつもそれぞれのパソコンにダウンロードする必要があります。その結果、どのファイルが最新なのかが、本当にわかりにくい。


文書のタイトルの付け方も個人によって、バラバラだし。。。


それに比べて、Googleのドキュメント・スプレッドシート・スライドの素晴らしさ。もちろん、無料です。


これらのソフトウェアは、毎月・毎週のように、どんどんアップデートされていて、使いやすさが爆速で上がっています。何度も言いますが、無料です。


Googleも我々と一緒で、コロナのリモートワーク環境下で業務効率を上げるために、必死で開発している印象です。


で、ここからが本題。


今の業務をまずは、エクセルではなくスプレッドシートに変えるだけで、劇的に業務効率が上がります。なぜなら、共有がものすごく簡単になりますから。


それに、個人パソコンにダウンロードする必要がなくなるので、セキュリティ面でも安心です。


ちょっと脱線しますが、


国や自治体が提供するさまざまなデータをエクセルではなく、スプレッドシートで共有してくれれば、もっともっとより良い社会になると思います。というのは、少し言い過ぎかもしれませんね。


エンドポイントをMacに、業務文書をGoogleに。


これが、今すぐ自分でできる最強のセキュリティ対策だと思います。


こんなことはずいぶん前からはっきりわかっていたのですが、大企業はなかなか意思決定ができません。納入業者との関係、組み込みソフトの関係、システム部門との調整、などなど。


中小企業、スモールな組織なら、軽やかに最新のセキュリティに乗り換えられるはず。

ぜひ、見直してみてください。


CHANGEをCHANCEに!  御社の業務効率改善、相談に乗ります。はじめの一歩をぜひ、ご一緒に!


ステップアウトマーケティング


今日も、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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