毎日の日経新聞の記事の中から、気になるデータをピックアップ。「CHANGEをCHANCEに」変える中小企業経営者のヒントとなるようなデータをお届けします。 |
2022年3月6日 日経新聞 7面 総合5
えっ、なに? 高校生、しかも高校1年生が大賞を受賞!?ということは、ついこの間まで中学生だった人が、大人に混じって、しかも「ソーシャルビジネス」という社会問題を解決するビジネスプランコンテストでトップを飾る。
すごい!すばらしい!CO2削減を記録しながら削減に貢献するアプリという、デジタルネイティブなZ世代ならではのアイデアで見事、大賞を受賞!
ワタクシの大好きな中田敦彦さんのYouTube大学的には、まさに「侮らないでね」ですね。
いつの時代も消費文化の先頭を引っ張るのは、若者たち。彼らの変化によって、社会全体の消費が変わろうとしています。
目次 第5回日経ソーシャルビジネスコンテスト 高校生と一緒に働こう! MURASAKIno |
第5回日経ソーシャルビジネスコンテスト
日本経済新聞社は、ソーシャルビジネスの健全な発展と一層の理解促進を目指し、同分野にチャレンジするプレーヤーを増やすため「日経ソーシャルビジネスコンテスト」を実施します。 本コンテストも今回で5回目の開催となりました。第1回開催時と比較して、SDGs解決に向けた取り組みが加速しており、ソーシャルビジネスの裾野も広がってきました。 そして本年度も引き続き、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマに社会課題を解決するアイデア/ビジネスモデルを募集したところ、たくさんの応募がありました。 皆様のご応募、誠にありがとうございました。 3月5日には表彰式・記念シンポジウムの開催を予定しております。どなた様でもご視聴いただけますので、どうぞ奮ってお申し込みください。 |
いやはや、こんなに素晴らしい取り組みをすでに5回もやられていたとは、全く知りませんでした。しかも、記念シンポジウムは誰でも視聴できたという。
来年は、必ず見たいと思います。
日経ソーシャルビジネスコンテスト
大賞:かけいぼぐらし 渋谷教育学園渋谷高等学校一年生
渋谷教育学園渋谷高等学校は、「しぶしぶ」と呼ばれる共学の中高一貫校。姉妹校の「しぶまく」(千葉県幕張市)と共に、最近ぐいぐいと注目を集めている学校、だと思います。(個人の感想です)
すごい!今から40年以上前、兵庫県西宮市の高校1年生だったワタクシには、こんなセリフ。とてもじゃないが、想像もできません。
常に自分中心で、楽して生きていくにはどうすればいいか。そんなことばっかり考えていました。
今の高校生って、考え方が全く違うんですね。もちろん、日本中、全ての高校生がこのような考えの持ち主ではないと思いますが、確実に変化していると思います。
「かけいぼぐらし」は、日本独自の文化である家計簿からヒントを得た、世界中の人々がCO2排出量を楽しく削減できるシステムを構築するアプリです。気候変動への意識を高め実際の行動を促すため、ユーザー・企業・学校にそれぞれの得を提供します。気候変動に関心があるのに取り組み方が分からない人には、排出量を「見える化」し、様々な削減方法を提示することで、実際の行動を促すことができます。また関心がない人にも、アプリのゲーム性と得をできるシステムにより、自分の行動が自然に排出量抑制につながっていることに気づくことができます。将来を担う私たちが、全ての人の気候変動への意識を変化させ、世界にムーブメントを起こします! |
今回受賞した「大賞」がゴールではなく、ぜひ、実現してほしいアイデアだと思います。
高校生と一緒に働こう!
デジタルネイティブ世代の持ち味を生かし組織で活躍してもらうために
このサイトでは、Z世代の特徴を5つにまとめてくれています。
1 本物志向 外形的なイメージよりも本質的な品質、目先の経済的な価値よりも社会貢献や倫理観など、持続可能性を考慮した本物の価値を志向する。働くモチベーションとしての収入には必ずしも重きを置かない。 2 自立成長 何のために生きるのか、何のために働くのかという目的意識を持ち、それに向かって成長することを重視する。目的や成長に合致するスキルや専門性に対しては高いモチベーションを示すが、合致しないことには関心が薄い。 3 フラットな信頼関係 タテ社会の階層構造を前提とした、上意下達の人間関係を好まない。年齢にかかわらず、フラットで対等な関係性のなかで互いに認め合い、成長していくことを求める。 4 社会的価値提供 社会課題の解決や新たな社会構想の提言など、社会に対する自分の存在意義、価値を大切にする。 5 デジタルとの高い親和性 デジタルスキルやプログラミング的思考を身につけている。情報検索能力が高い。オンラインとオフラインのコミュニケーションを区別せずに日常的に利用する。 |
地方には、大学生がいません。地方で若者の力を借りようと考えるときに、いつもつまづくポイントでした。
ワタクシの住む東近江市も、例外ではありません。多くの高校生は受験後、東京や大阪、京都の大学に出ていってしまいます。
だったら、高校生と一緒に、社会課題を解決するためのビジネスプランを一緒に作ればいいんじゃないか。今朝のこの記事を読んで、そう強く思いました。
インターンと称して、労働力を搾取するだけのいやらしい大人のやり方ではない、Z世代の高校生と一緒にビジネスプランを立て、大人の知恵とノウハウを使って、本気で実践していく。
大学進学後も、緩やかにつながり続けてもらって。アイデアの発案者には、ビジネスファウンダーとして、リターンを払いつづける仕組みもセットにして。
よーし!なんだか、いいんじゃないか! 完璧に、自画自賛。
早速、この構想を企画書にまとめます。今日も、前を向いて、動き始めます!
MURASAKIno
すでに、高校生と一緒に社会課題を解決するアクションを起こしている、人がいました。
株式会社みんなの奥永源寺 代表の前川さん。
みんなの奥永源寺
東近江市ホームページ
八日市南高校の教師をしながら、絶滅危惧種であるムラサキの栽培に成功。その根(シコン)を使ったオーガニックスキンケア商品を開発・販売。
オーガニックでは珍しい、スカルプエッセンスも大好評です。
ご興味がある方は、ぜひ、チェックしてみてください!
ふるさと納税でも、購入できるので、ぜひどうぞ!
今日も、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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