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  • 執筆者の写真今宿 裕昭

【グッドモーニング・データ】2025年:ソニーとホンダがEVで提携、新会社で開発するEVを発売する年

更新日:2022年3月14日


毎日の日経新聞の記事の中から、気になるデータをピックアップ。「CHANGEをCHANCEに」変える中小企業経営者のヒントとなるようなデータをお届けします。


2022年3月5日 日経新聞 1面


この手があったか! 日本が世界に誇る2大ブランド「ホンダとソニー」この2社が手を組んで、EV(電気自動車)の製造販売する共同出資会社を設立、2025年の販売を目指すそうです。


安宅和人さんが書かれた、シンニホンのことを思い出しました。産業革命時代に基礎的な技術開発において出遅れた日本が、さまざまな課題解決を行うために技術を実装し、量産化し、クルマ・家電など、世界中から「ジャパンアズNo.1」と評価されるほどの成功を収めた。


95年から始まったと言われるIT革命時代においても、日本は出遅れているけど、日本人ならではの妄想力と卓越したモノづくりで、突破できる可能性は十二分にあるんだ、と書かれていました。


この本を読んだ時、ふーむ。世界中が驚く生き馬の目を抜くような元気なスタートアップが、いつか生まれるのかな、と思っていましたが。。。違いました。ホンダ&ソニー!!!この手があったんですね!


目次

シンクロできる異業種

異業種ワークショップ

みんなでやろう!

シンクロできる異業種

クルマとエレクトロニクス。事業内容が全く異なる、この2社に共通する点は、どんな点にあると思いますか。


記事の中で、ホンダの三部社長は以下のように、述べています。

​「常にグローバルを視野に独創性にこだわる点、チャレンジする気風など歴史・文化的にシンクロする」と語り、「得意とする技術領域が異なる両社の提携は、新しい価値を提供できる」と歴史的タッグの意義を示した。

グローバルにチャレンジする企業として、日本人の頭に真っ先に浮かぶのは、ホンダとソニー。この2社であることは間違い無いでしょう。


異業種連携の成功の鍵は、現場レベルのすり合わせがうまく行くかどうか、だと思います。


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  • デューデリジェンスが不十分だった

今回のホンダ・ソニー提携のきっかけは、現場から、だったそうです。

異業種ワークショップ

なぜ、ソニーとホンダが提携するのか スピード合意の裏に“EVの地殻変動”

​具体的に提携の話が始まったのは、21年12月のことだった。21年夏にホンダがモビリティ事業に関し、異業種との意見交換を目的に、若手エンジニアが集まるワークショップをソニーに申し入れていた。

この圧倒的なスピード感は「コロナのおかげ」だと思いました。


コロナ前の異業種ワークショップは、とにかく段取りが大変で。


ワタクシの経験では「未来のケータイ事業を構想する」とか「新しい旅行ビジネスを構想する」などのテーマで、タコ壺化しないように外部の意見を取り入れながらの開発スタイルは、昔からよくある手、常套手段でした。


ただし、その段取りが難しい。人選が大変。上司の許可を得なきゃいけないし、社外秘情報も多いので、まずはNDAを交わして。そのためにお互いの法務室に話を通して。謝礼はどうする、スケジュールは、とかとか。ワークショップをやる前の大変な作業でした。


コロナになり、このハードルがほとんど無くなったんだと実感しています。オンラインミーティングが一般化し、ゆるやかなつながりがあっという間に生まれ、仕事が生まれていく。


ひょっとしたら、社長同士の顔合わせも、最初はZoomだったりして。


今回の提携のスピード感、コロナが関係していると思います。コロナがなかったら、こんなにカジュアルに大企業2社が手を組めなかったんじゃ無いかな。


この2社が手を組むんですから、テスラなど先行するEVブランドに十分対抗できる商品・サービスを作り上げてくれるでしょう。楽しみです!


みんなでやろう!


コロナは収束せず、ロシアのウクライナへの侵攻が続いています。VUCA時代の様相がこれまで以上に色濃くなっています。


これからの中小企業の経営においても、先行き不透明な中での経営の舵取り、大変困難な状況が続くと思います。


ひとりで悩んでいても、ラチがあかない?


今回のソニーとホンダの提携のような規模ではなく、自社とシンクロできるような企業風土を持つ、同業種ではなく異業種と交流することで、新しいチャンスの芽を見つける。


そんなアクションをおすすめします。


最近、ワタクシも新しく出会った異業種の方々と、新会社を設立して、新しいビジネスに取り組もうとしています。(もうすぐ公表します!)


一人ではできないことを、みんなでリスクを分け合いながら、新しいチャレンジをスピード感を持って、推進する。


その時に必要なことは、自社の軸(事業に対する考え方)をしっかりと確認しておくという点だと思います。


企業同士の軸がシンクロできないのに、経済合理性だけで組んでも、絶対にうまくいかないんじゃ無いかな、と思うからです。



大昔、アディダスのタグライン「Impossible is Nothing」を作ったオランダのエージェンシー、180(ワンエイティー)の社長とお話をさせていただく機会がありました。


当時の180は、世界中に拠点を持ち、多くの人種・年齢の社員を抱え、急成長を遂げていました。


会議の出席者の誰かが「社員の採用基準は?」と尋ねたところ「簡単です。僕と気が合うかどうか、だけ」と即答していたことを今でもよく覚えています。


会って話せば、すぐにわかる。経営方針や未来構想など、自分の軸をしっかり持っていれば、一緒にやっていける仲間かどうかは、瞬間的に判断できる。そんな経営者になりたい、と誓ったことを思い出しました。


弊社ステップアウトマーケティングでは、ブランドワークショップの運営もお手伝いできます。短期間で、御社の軸を抽出して、異業種の提携先を見つけて、CHANGEをCHANCEに!ぜひ、一緒に最初の一歩を踏み出しましょう!


特に滋賀県の中小企業の皆様、いつでも、お問合せをお待ちしています!笑


ステップアウトマーケティング


今日も、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。




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