プログラミング未経験でも1日でAIチャットボットを実装できた理由──生成AI活用の実践ガイド
こんにちは、ステップアウトマーケティング代表の今宿裕昭です。
先日、僕の公式サイトに AIチャットボット と マーケティング課題診断 を実装しました。
外注したわけではありません。 エンジニアに依頼したわけでもありません。
61歳の僕が、生成AIとAIエディター「Cursor」を使い、1日で作りました。
僕はプログラミングの専門家ではありません。 でも、やりたいことが明確で、AIに正しく伝える力さえあれば、ここまでできる時代になったんです。
この記事では、実際の実装プロセスと、中小企業の経営者こそ生成AIを“道具として使う側”に回るべき理由をまとめます。
なぜAIチャットボットをつくろうと思ったのか
理由はシンプルで、「顧客との最初の接点」をもっとよくしたかったからです。
僕が抱えていた課題
- お問い合わせフォームの心理的ハードルが高い
- 営業時間外の問い合わせに対応できない
- メール返信が遅れると機会損失になる
- 最初の接触までの壁が高く、潜在顧客を逃している
これは多くの中小企業が抱える悩みでもあります。
外注しなかった理由
外注だと 30〜100万円 は普通にかかります。 そして、
- カスタマイズのたびに追加費用
- 改善サイクルが遅い
- ノウハウが社内に蓄積されない
という構造的な問題があります。
一方、ChatGPT APIとCursorを使えば、
- 初期コストほぼゼロ
- 即時カスタマイズ
- 高速改善
- 学びが自社に残る
という “圧倒的に合理的な開発構造” が実現します。
1日で実装した具体的プロセス
魔法みたいに聞こえるかもしれませんが、やったことはシンプルです。
1. 要件定義(約1時間)
まずは「何を実現したいか」を明確にすることから始めました。
必須機能
- 訪問者の質問に自動応答
- 会社情報・サービス紹介・実績案内
- 適切なページへ誘導
- お問い合わせにつなげる導線
技術要件
- Next.jsとの統合
- ChatGPT API を使用
- レスポンシブ対応
- 最低限のセキュリティ
最初から完璧を狙わず、「まず60点」を方針にしました。
2. CursorとChatGPT APIで設計(約2時間)
今回の開発のキモは Cursor でした。
エディター内でAIにこう指示します。
Next.jsで構築したサイトにAIチャットボットを実装したい。
ChatGPT APIを使って、訪問者の質問に回答し、
必要に応じてページへ誘導する仕組みを作りたい。
最適な技術構成を提案してほしい。
Cursorが提案してきた構成は、
- フロント:React Component
- バックエンド:Next.js API Route
- AI:ChatGPT API
- スタイル:Tailwind CSS
という“最短で動く実装フロー”でした。
3. コード生成と実装(約3時間)
Cursorに指示しながら、必要なコンポーネントやAPIを生成していきます。
● チャットUI部分
- 右下に常駐するチャットボタン
- クリックで画面が展開
- メッセージ送信
- ローディング表示
- Tailwind CSSでデザイン調整
● バックエンドAPI
- ChatGPT APIを呼び出し
- コンテキスト(会社情報など)を渡す
- エラーハンドリング
- 簡易的なレート制限
驚いたのは、Cursorが生成したコードがほぼそのまま動いたことです。
4. エラー対応(約2時間)
もちろん、最初からすべてがうまく動いたわけではありません。
- 環境変数がうまく読み込まれない
- CORSエラー
- ChatGPT APIのレスポンス形式に差異が出る
でも、問題が出るたびに Cursor に相談すると、数分で答えが返ってきました。
“AIに正しく聞く力”こそ、本当のスキルだと実感しました。
5. テストと改善(約2時間)
- 回答精度を上げるプロンプト調整
- 表示スピードの最適化
- UI/UXの細かい改善
- スマホ表示の調整
- 想定外の質問に対する条件分岐
これらを高速で回しながらブラッシュアップしました。
生成AI × Cursor 開発の圧倒的なメリット
1. とにかく速い
外注=1〜2ヶ月 AI開発=1日
2. すぐ改善できる
ChatGPT APIの設定を変えるだけで精度が上がる。
3. ノウハウが自社に残る
「仕組みを理解している状態」で次の開発ができる。
AIは「魔法」ではなく「翻訳機」
よく聞かれるのが、
「AIがあれば誰でもなんでもできるんですよね?」
そうではありません。
AIは “意図を翻訳する存在” です。
意図が曖昧なら、アウトプットも曖昧になります。
成功の3つの鍵
1. やりたいことを明確にする
誰に・何を・どう届けたいか。
2. AIに正しく伝える
良いプロンプトは「良い質問」と同じ。
3. 最終判断は自分で行う
AIは提案者であり、決めるのは人間。
中小企業こそ生成AIを使うべき理由
● 人も時間も足りない
AIは「24時間働くサポーター」になる。
● 大企業レベルのことができる
ChatGPT APIとCursorを使えば、分厚いエンジニアチームがいなくても実装できる。
● イノベーションのスピードが上がる
PDCAが10倍速くなる。
注意点
● 最初から完璧を目指さない
60点で走り出し、使いながら改善するのが正解です。
● セキュリティは必ず確認
API Keyや入力チェックは「人間が管理」する必要があります。
● コストは“ほぼゼロ”だが“完全ゼロ”ではない
ChatGPT API利用料とサーバー費は最低限かかる。
今後の展開
- マーケティング課題診断の高度化
- 社内業務の自動化(議事録・メール・分析)
- 中小企業向けAI活用支援サービスの強化
AIを“外注コスト”ではなく、 “共創パートナー”として扱う未来をつくっていきます。
まとめ──年齢も経験も言い訳にならない時代
61歳、プログラミング未経験の僕でも1日で実装できました。
必要なのは3つだけ。
- やりたいことを明確にする
- AIに正しく伝える
- 最終判断は自分で行う
「できない理由」を探している時間こそ、一番の損失です。
中小企業こそ、生成AIの追い風を味方につけて未来を切り拓きましょう。
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