生成AI活用

Claude Codeで経営を回す──一人法人が「開発・経営・コンテンツ」を1人で回す方法

経理が溜まっている。提案書を書く時間がない。Webサイトの修正に何万円もかかる。一人法人なら誰でも覚えのある悩みだと思います。僕はこの3つを、Claude Codeという1つのツールで解決しました。その実例を紹介します。

#Claude Code#Claude#生成AI#一人法人#経営#業務効率化#中小企業#AI活用
今宿 裕昭

今宿 裕昭

ステップアウトマーケティング合同会社 代表|元博報堂 29年

プロフィール →
シェア:

こんにちは、ステップアウトマーケティング代表の今宿裕昭です。

一人で会社をやっていると、こういう場面がありませんか。

経理が溜まっている。でも今日は提案書を仕上げないといけない。Webサイトの修正を外注したら「最低20万円です」と言われた。採算が合っているのかどうか、ちゃんと計算したことがない。

全部、覚えがある方だと思います。僕もそうでした。

独立して4年間、ずっとこの状態で走ってきた。人を雇う余裕はないし、外注するにもお金がかかる。「手が回らない」を、気合いで乗り切っていた。

それが今、Claude Codeというツール1つで、だいぶ変わりました。

先日「Claude Codeをどう使っているんですか?」と聞かれて、改めて整理したら 「開発・経営管理・コンテンツ制作」の3つ に集約できた。

今日は、同じように「手が回らない」を抱えている方に向けて、この3つを紹介します。


Claude Codeとは──「会話の相手」ではなく「一緒に手を動かす人」

知っている方は飛ばしてください。

ChatGPTやClaudeに質問すると、答えが返ってきますよね。あれは「会話」です。

Claude Codeは違います。自分のパソコンのファイルやソフトに直接アクセスして、 実際の作業をやってくれる 。コードを書く、会計ソフトを操作する、メールの下書きを作る。そういう「手作業」を、指示を出すだけで進めてくれます。

イメージとしては、隣の席に座っている優秀なスタッフです。「これやっておいて」と言えば動く。ただし、何をやるかは自分が決める。

月額の利用料がかかりますが、人を雇うよりはるかに安い。しかも24時間、いつでも動いてくれます。


① Webサイトの外注費が高すぎる──開発を自分でやる

「ホームページのここ、ちょっと直したいんだけど」

たったこれだけで外注先から見積もりが来て、数万円〜数十万円。覚えのある方は多いと思います。

僕は元々エンジニアではありません。博報堂で29年間、営業とプロデュースをやっていた人間です。コードなんて書いたことがなかった。

でも今、Claude Codeを使って、クライアントのWebサイトを自分で作っています。

やり方はシンプルです。

「参加申込フォームをつけてほしい」「この部分のデザインを変えたい」と日本語で指示を出す。Claude Codeがコードを書く。僕は結果を見て「OK」か「ここを直して」と返す。

この繰り返しで、イベントの公式サイトから業務用のWebアプリまで、10以上のサイトを自社で作って運用しています。

「外注か、諦めるか」の二択だったのが、「自分でやる」という選択肢が増えた。 これが一番わかりやすい変化です。

もちろん、複雑なシステムや大規模なサイトはプロに頼んだ方がいい。でも「ちょっとした修正に何万円も払う」という問題は、なくなりました。


② 経理が後回しになる──AIに「CFO」をやらせる

一人法人の経営者で、「毎月の数字をちゃんと見ている」と胸を張って言える人は、どのくらいいるでしょうか。

僕は4年間、言えませんでした。

会計ソフトにデータは溜まっている。でも見方がわからない。分析する時間もない。経理は後回しにして、目の前の案件を優先してしまう。

「今月、キャッシュフローは大丈夫なのか?」という問いに、感覚ではなく数字で答えられない。これは経営者としてまずい状態です。自覚はあった。でも手が回らなかった。

そこで、Claude Codeに 「CFO(財務担当)」の役割 を与えました。

会社の財務ルール──案件の最低受注基準、月々の固定費、口座ごとの用途──をあらかじめ教え込んである。すると、こういうことをやってくれるようになります。

  • 会計ソフトの口座残高が実際の通帳と合っているか、自動でチェックする
  • 案件ごとの利益を時給換算して、「この案件は赤字ですよ」と指摘する
  • 3ヶ月先のキャッシュフローを予測して、「この月は足りなくなります」と警告する

つい先日、会計ソフトに溜まっていた 800件以上の未処理データ を一気に片付けました。手作業だったら丸一日。それが数十分で終わった。

「数字を見る習慣がついた」。これが僕にとっては一番大きな変化です。

ツールがあるから見る気になった。見る気になったから判断ができるようになった。順番として、まずツールが先でした。


③ 提案書を書く時間がない──コンテンツ制作を半分の時間で

クライアント向けの提案書、1本書くのに何時間かかっていますか。

僕の場合、以前は半日〜丸一日かかっていました。構成を考えて、文章を書いて、デザインを整えて、見直して。その間、他の仕事は止まる。

今は、Claude Codeと一緒に作っています。

提案書だけではありません。フォローメール、セミナーのスライド、ブログ記事。こういった制作物を、半分以下の時間で仕上げられるようになりました。

ここで大事なのは、 「丸投げ」ではない ということです。

「この会社の文体で書いて」「この表現は使わないで」「クライアントの課題はこうで、提案の方向性はこう」。そういうルールと判断は、全部自分が決めています。

Claude Codeはそれを形にする役割です。料理に例えるなら、メニューを決めるのは自分で、調理を手伝ってもらっている感覚。

だから出てくるコンテンツは、最初から「自分の言葉」に近い。直しが少ない分、時間が劇的に減りました。


正直に言う──変わらなかったこともある

いいことばかり書いても信用されないと思うので、正直なところも書きます。

変わったこと:

  • 外注していたWebサイトの開発を、自社で完結できるようになった
  • 経理を後回しにしなくなった。毎月、数字を見る習慣がついた
  • 提案書やメールの作成時間が半分以下になった

変わらなかったこと:

  • 営業は自分でやるしかない。AIは人間関係を作れない
  • 最終判断は常に自分。AIの出力をそのまま使うことはない
  • 忙しいことには変わりない

3つ目が地味にリアルです。

できることが増えた分、やることも増えた。効率化で浮いた時間に新しい仕事を入れてしまう。これは道具の問題ではなく、経営者の性分だと思います。


あなたの業務だと、どこに効く?

ここまで読んで、「全部は無理だけど、1つくらいは当てはまりそう」と感じた方がいるかもしれません。

実際、3つ全部を一度にやる必要はありません。

  • 外注費を下げたい → まず開発の部分だけ試してみる
  • 数字を見る余裕がない → 経営管理の仕組みから入る
  • 制作物に時間がかかりすぎる → コンテンツ制作で時間を作る

どこから手をつけるかは、会社の状況によって違います。

「うちの場合、どこから始めたらいいか」 。その見立てを一緒にやるのが、僕の仕事です。


30分で、あなたの業務に「3つのどれが効くか」を見立てます

「Claude Codeに興味はあるけど、自分の業務で使えるかわからない」

そういう方向けに、 30分の無料壁打ち を行っています。

業務内容をお聞きした上で、開発・経営管理・コンテンツ制作の3つのうち、どこが一番効果が出そうかを率直にお伝えします。「全部使えます」とは言いません。「ここは人がやった方がいい」もちゃんと言います。

売り込みはしません。30分で見立てだけお渡しして、あとはご自身で判断してください。

30分無料壁打ちを予約する


関連記事:

よくある質問

Q. Claude Codeとは何ですか?
AnthropicのAI「Claude」をターミナルから操作するツールです。チャットではなく、パソコン上のファイルやプログラムに直接アクセスして作業できます。
Q. Claude Codeはプログラマーでなくても使えますか?
使えます。筆者は元広告会社のプロデューサーで、エンジニア経験はありません。「こうしてほしい」と日本語で指示を出す形で活用しています。
Q. Claude Codeの利用料はどのくらいですか?
月額のサブスクリプション制で、プランにより異なります。最新の料金は公式サイトをご確認ください。人を雇うことと比較すれば、費用対効果は高いと感じています。

執筆者

今宿 裕昭

今宿 裕昭(いましゅく ひろあき)

ステップアウトマーケティング合同会社 代表 / マーケティングエンジニア(AI導入プロデューサー)

マーケティングエンジニア(AI導入プロデューサー)。AIを武器に、これまで大企業しか手にできなかったマーケティングの規模と質を、自らの責任と企みで一手に動かし、中小企業と日本創生の基盤作りに使う仕事を定義し直した一人会社の代表。博報堂に29年在籍し、ユーキャン・ENEOS・スズキ・スターバックス・BOSEなど大手ブランドのマーケティング戦略を指揮。年間200億円規模のプロジェクトを牽引。2020年早期退職後、滋賀県東近江市へ移住・独立。中小企業20社以上の支援実績。スポーツ庁「スポーツツーリズム創出事業」採択(2025年)。

LINE限定のAI活用ヒントを配信中

ブログでは書ききれない実践テクニックや、セミナーの先行案内をLINEでお届けしています。

友だち追加する

まずは、話してみませんか?

生成AI活用・マーケティングのお悩み、30分のオンライン無料相談で解決の糸口を見つけましょう。

無料相談を申し込む