こんにちは、ステップアウトマーケティング代表の今宿裕昭です。
62歳。プログラミング経験ゼロ。博報堂を辞めて6年。
秘書はいません。エンジニアもいません。経理も営業も提案書も、全部ひとりです。
でも今、自社サイトの開発も、毎朝のnote記事も、ポッドキャスト配信も、経営分析も、ひとりで回せています。
種明かしをすると、AIツールに月4万円前後を払っています。
「4万円」と聞いて、高いと感じますか。パートを1人雇えば月10万円以上。外注すれば数十万円。それを考えると、月4万円で「右腕」が手に入るのは破格です。
今日は、僕が実際に毎日使っているツールを全部公開します。
僕のAIツール構成と月額コスト
先に全体像をお見せします。
| ツール | 役割 | 月額(税抜) |
|---|---|---|
| Claude Max(Anthropic) | 開発・コンテンツ・経営の「右腕」 | 約¥30,000 |
| ChatGPT Plus(OpenAI) | 壁打ち・音声ブレスト | 約¥3,000 |
| Perplexity Pro | リサーチ・情報収集 | 約¥3,000 |
| Manus | 複雑なタスクの自動実行 | 約¥3,000 |
| Suno Pro | 音楽・ジングル制作 | 約¥1,500 |
| NotebookLM(Google) | 資料分析・音声要約 | 無料 |
| Genspark | AI検索・調査 | 基本無料 |
| 合計 | 約¥40,500 |
※為替レートや契約プランにより変動します。2026年4月時点の概算です。
合計で月4万円前後。 パートを1人雇う半分以下の金額です。
1. Claude──開発もコンテンツも、これ1つで回す
月額: 約¥30,000($200・Maxプラン) 使う場面: サイト開発、記事生成、データ分析、スクリプト作成
僕のAI環境の中心はClaude(クロード)です。Anthropic社が開発したAIで、通常のProプランは月$20ですが、僕は開発用の「Claude Code」をヘビーに使うためMaxプラン($200)を契約しています。ターミナルから直接コードを書いたり、ファイルを操作したりできます。
何ができるか。
自社サイトの開発・保守を、エンジニアなしでやっています。 ページの追加、デザインの修正、ブログ記事の自動生成パイプライン、Google Analyticsの分析スクリプト。全部Claudeとの対話で作りました。
毎朝のnote記事も、日経新聞の分析からドラフト生成、ファクトチェック、ヘッダー画像の作成まで、Claudeが一気通貫でやってくれます。
プログラミング経験ゼロの62歳が、です。
「社長、これはこういう構造になっていて、こう直せばいいと思います」。 そんなふうに説明しながら手を動かしてくれる。最も「秘書感」が強いツールです。
2. ChatGPT Plus──声で考える壁打ち相手
月額: 約¥3,000($20) 使う場面: ブレインストーミング、音声モードでの壁打ち、アイデア出し
ChatGPTは、いちばん最初に使い始めたAIです。
僕がいま一番よく使うのは音声モード。車の中で話しかけて、アイデアを壁打ちする。
「この提案の弱いところはどこだと思う?」 「クライアントにこう聞かれたら、何て答える?」
キーボードを打つ必要がない。 移動中に、声だけでAIとやりとりできる。ひとりで仕事をしていると、「誰かに話を聞いてもらう」こと自体が貴重なんです。
Claudeが「作業する右腕」だとすれば、ChatGPTは「話を聞いてくれる同僚」です。
3. Perplexity Pro──検索の精度が段違い
月額: 約¥3,000($20) 使う場面: 市場調査、競合分析、記事のファクトチェック、最新情報の収集
Google検索が「ページの一覧」を返すのに対して、Perplexityは**「答え」を返す**。しかも出典付きで。
たとえば「中小企業のAI導入率 2025年 調査」と聞くと、帝国データバンク、東京商工リサーチ、IPAの最新データを引っ張ってきて、数字を比較して見せてくれる。
記事を書くときのファクトチェックにも使います。出典URLを確認して、データが実在するかを検証する。AIが書いた文章をAIで検証する。このダブルチェック体制が、信頼性のある記事を書くための生命線です。
4. Manus──「これ、全部やっておいて」が通じるAI
月額: 約¥3,000($20〜・クレジット制で使用量により変動) 使う場面: 調査レポートの作成、複雑なリサーチ、資料のまとめ
Manusは「AIエージェント」と呼ばれるタイプのツールです。ChatGPTやClaudeが「1回の質問に1回答える」のに対して、Manusは複数のステップを自律的にこなす。
「この業界の市場規模、主要プレイヤー、トレンドを調べて、レポートにまとめて」
こう伝えると、Web検索を何度もかけ、情報を整理し、構造化されたレポートを作ってくれる。人間がやれば半日かかる調査が、数十分で終わる。
提案書の下調べや、セミナーの事前リサーチに重宝しています。
5. Suno Pro──BGMもジングルも、AIが作る時代
月額: 約¥1,500($10) 使う場面: ポッドキャストのジングル・BGM制作
これは意外に思われるかもしれません。音楽生成AIです。
僕は毎朝のnote記事をポッドキャストとしても配信しています。そのイントロジングル、BGM、アウトロをすべてSunoで作りました。
「朝のビジネスポッドキャスト向け、温かいピアノとアコースティックギターのジングル、7秒」
こう指示するだけで、プロ品質のジングルが生成される。音楽の知識はゼロです。楽譜も読めません。
制作費ゼロで、オリジナルのBGMが手に入る。 個人のポッドキャストや動画配信を始める障壁が、劇的に下がっています。
無料で使えるツール
有料ツールだけではありません。無料でも強力なツールがあります。
NotebookLM(Google)
PDFやWebページを読み込ませると、内容を分析して質問に答えてくれます。さらに面白いのが音声ポッドキャスト機能。読み込ませた資料をもとに、2人のホストが対話形式で解説する音声を自動生成する。
長い報告書や業界レポートを「聴いて理解する」のに使っています。
Genspark
AI搭載の検索エンジンです。Perplexityと似ていますが、検索結果をまとめたページ(Sparkpage)を自動生成するのが特徴。複数ソースの情報を1ページに整理してくれるので、調査の初動が速くなります。
「1つだけ選ぶなら何?」への答え
よく聞かれます。「AIツール、まず何から始めればいい?」
ChatGPT Plus(月約3,000円)から始めてください。
理由はシンプルです。音声モードがあるから。
キーボードを打つのが苦手でも、話しかけるだけで使える。車の中でも使える。スマホがあれば、今日から始められる。
使いながら「もっとこういうことがしたい」が出てきたら、Perplexityを足す。コンテンツ制作を本格化するならClaudeを足す。
大事なのは、全部一度に始めないこと。 1つのツールで「使える」実感が出てから、次を足す。
これは僕自身の経験です。最初にChatGPTで壁打ちを始め、物足りなくなってClaudeを足し、リサーチ用にPerplexityを導入し、気づいたら8つのツールを使いこなしていました。
月4万円で、何が変わったか
秘書はいません。今もいません。
でも、やれることの幅がまるで変わりました。
| やっていること | 以前 | 今 |
|---|---|---|
| 自社サイトの開発・保守 | 外注(月数十万円) | 自分でやる(Claude) |
| 毎朝のnote記事 | 書けなかった | 毎日配信 |
| ポッドキャスト配信 | やっていなかった | 週5配信 |
| 提案書のリサーチ | 半日かかった | 数十分 |
| 経営分析(GA4等) | 見ていなかった | 週次で確認 |
月4万円で、大企業の役員が持っている「チーム」の機能を、ひとりで手に入れた感覚です。
関連記事
- 62歳、プログラミング経験ゼロからAIで会社を回す──シニア経営者のリアルな導入記
- 中小企業のAI導入、「使えてる会社」と「止まった会社」の決定的な違い
- 生成AI導入の費用相場|中小企業向け予算の組み方を実績ベースで解説
まずは無料相談から
「自分の業務に合うツールがわからない」「使い始めたけど定着しない」──そんなお悩みに、一緒に答えを出します。
→ 無料相談はこちら
IMA-JUKU(今塾) では、1対1で経営課題に合わせたAI活用を一緒に考えます。