経営者がAIを始めるなら、最初の一歩はこれだけでいい
こんにちは、ステップアウトマーケティング代表の今宿裕昭です。
「AIを導入しなきゃいけないのは、わかってる」 「でも、何から手をつけていいのかが、わからない」
経営者の方からいただく相談で、一番多いのがこれです。
ネットで調べると「DX推進のロードマップ」とか「AI導入の全体設計」みたいな記事が出てきますが、読んでも結局「で、明日から何をすればいいの?」がわからない。
僕は60歳からAIを使い始めました。 プログラミングの経験もなければ、IT企業で働いたこともありません。 博報堂で29年間やっていたのはマーケティングです。
だからこそ言えるのですが、AIを始めるのに技術の知識はいりません。 必要なのは、たった一つの行動だけです。
最初の一歩:「困っていること」をChatGPTに聞いてみる
これだけです。本当に。
明日の朝、ChatGPTを開いて、今あなたが一番面倒だと思っている仕事について聞いてみてください。
たとえば、こう打ち込むだけでいい。
例1:メールの返信
取引先から納期延長の依頼メールが来た。丁重にお断りしたいが、関係は壊したくない。返信文を考えてほしい。
例2:会議の準備
来週の経営会議で、今期の売上が前年比15%減の要因を報告する。原因として考えられるポイントを3つ挙げて、それぞれの対策案を簡潔にまとめてほしい。
例3:採用の文面
社員5人の製造業。初めてハローワークに求人を出す。20代〜30代の未経験者に響く求人票の文面を作ってほしい。会社の強みは「社長との距離が近く、裁量が大きい」こと。
こういう「今日の仕事」をそのまま投げるだけで、AIは数秒で回答を返してくれます。
出てきた文章がそのまま使えることもあれば、7割くらいの出来で手直しが必要なこともある。 でも、 ゼロから自分で考えるのと、7割の下書きがある状態で仕上げるのでは、スピードがまるで違う。
「技術がわからない」は、もう言い訳にならない
経営者の方によくある誤解が3つあります。
誤解1:「プログラミングができないとAIは使えない」
使えます。ChatGPTは日本語で話しかけるだけで動きます。 スマホのLINEを使える人なら、ChatGPTも使えます。
誤解2:「高い機材やシステムが必要」
いりません。ChatGPTの無料プランでも十分に業務で使えます。 有料プランにしても月額3,000円。日割りで100円です。
誤解3:「うちの業種には関係ない」
関係あります。 製造業でも、建設業でも、飲食業でも、士業でも。 メールを書く、報告書をまとめる、アイデアを出す、という仕事はどの業種にもあります。 その部分がすべて、AIの守備範囲です。
61歳の僕が、AIをどう使いこなしているか
僕の話をすると、だいたい驚かれます。
プログラミング未経験の61歳が、自社のホームページをゼロから自分で構築した。 AIチャットボット、マーケティング課題診断、週次アクセスレポートの自動配信まで、全部自分で実装しました。外注費ゼロです。
さらに今は、クライアント向けのお役立ちWebアプリをAIエージェントを使って量産しています。「こういうツールがあったら便利だな」と思いついたら、その日のうちに形にできる。以前なら外注して数十万円、納期1ヶ月だったものが、半日で動くものが出来上がる。
これは僕が特別なのではなく、AIエージェントの力です。
日常的に使い分けているツールを紹介します。
ChatGPT・Claude:日々の業務全般
メールの下書き、提案書の構成案、事業計画のレビュー。毎日の「考える仕事」の壁打ち相手として使っています。要点だけ伝えれば、敬語の加減まで整えてくれる。自分でゼロから書くと20分かかるメールが、5分で終わります。
Claude Code:サイト構築・アプリ開発
自社サイトの構築も、Webアプリの開発も、これで自分でやっています。「こういう機能を追加してほしい」と日本語で指示するだけで、コードが生成される。プログラミングの知識がなくても、エンジニアと対等に会話できる時代が来ました。
Perplexity・Genspark:リサーチ
競合調査、市場分析、最新トレンドの把握。以前は半日かけていた調べ物が、30分で終わります。
Manus・Antigravity:複雑な業務の自動化
データ収集から分析、レポート作成まで一気通貫で任せられるAIエージェント。単純な質問応答ではなく、複数のステップを自律的にこなしてくれるのが特徴です。
経営者がAIを使うことの本当の価値
社員にAI活用を勧める経営者は増えてきました。 でも、 経営者自身がAIを使っている会社は、まだ少ない。
ここに差が出ます。
経営者がAIを使うと、こうなります。
- 意思決定が速くなる:情報整理をAIに任せて、判断に集中できる
- 社員に具体的な指示が出せる:「ChatGPTでこう聞けばいい」と教えられる
- 新しい発想が生まれる:壁打ち相手として使うと、自分だけでは出なかったアイデアが見えてくる
逆に、経営者がAIを知らないまま「うちもDXやるぞ」と号令をかけても、現場は動きません。 まず自分で触る。それが一番のリーダーシップです。
今日やってほしい、たった1つのこと
難しいことは何もありません。
1. ChatGPTにアクセスする(スマホでもPCでも) 2. 今日一番面倒な仕事を、日本語でそのまま伝える 3. 出てきた回答を読んで、使えるかどうか判断する
これだけです。
10分で終わります。もし使えなくても、損するのは10分だけ。 でも「使える」と感じたら、明日から仕事のやり方が変わり始めます。
まとめ:最初の一歩は「聞いてみる」だけ
生成AIは魔法ではありません。 万能でもありません。
でも、メール1通、報告書1枚の作業時間を半分にしてくれる道具です。
経営者がこの道具を知らないまま2026年を過ごすのは、もったいない。
「まず聞いてみる」──最初の一歩は、それだけで十分です。
もう少し踏み込みたい方へ
「ChatGPTは触ってみた。でも、自社の業務にどう組み込めばいいかがわからない」
その段階に来たら、一緒に考えましょう。 僕が主宰する IMA-JUKU(今塾) では、経営者向けにAI活用の個別コンサルティングを行っています。 あなたの会社の業務フローを聞いて、「ここにAIを入れましょう」という具体的な提案をします。
まずは30分、お話ししませんか。
30分無料壁打ちを予約する IMA-JUKU(今塾)の詳細はこちら
関連記事: